短大の講義と再会(2011年6月)

本日は、帯広大谷短期大学で特別講義をさせて頂きました。

ファシリテーターという仕事と現代社会」という

社会とコミュニケーションの特別講義。



今回、男女共同参画に関わる市民会議で御一緒している先生から

お声をかけていただいたのですが、

奇遇にも、札幌の公務員の予備校で10年以上御一緒していた

先生が大学で勤務されていることが判明!


講義も無事に終わるかわからないし、

特別講義でそちらに行きます!なんて先に伝えたら、

(私が)緊張するので、伝えていなかったのです。



それがですね~

よりによって

教室に向かう途中、研究室の前を通ることになり、

しかも、研究室のドアが空いていただけではなく、

ドア側に立っていた!!!という

あり得ない状況が起きまして、

講義前にご挨拶をすることになりました~


もちろん相手は、鳩に豆でっぽう状態(笑)


それは、そうですよね~


でも予備校にいるときは、10年以上、週に2~3回顔を合わせていましたし、

懐かしい一方で、

このあまりあり得ない状況が不思議に思いつつ、

時空を超えた感覚??

お互い変わっていない感じでしたけれどもね。


おかげで、初めての場所での講義でしたが、

知り合いがいるということで、妙な安心感の中で教室に向かうことができました。


世間は、本当に狭いです。


そして、久しぶりの講義。


仕事について90分話し続けても退屈しそうだし…
(しかも、4講目…)

学生さん達に協力して頂いて

机をずらして、はじめからワークモード。


同時に、ファシリテーターである私のグループや個人への関わりを感じてもらえたらと思っていました。

「体験」が大切。


バースデーチェーンの応用バージョンをし、
(バースデーチェーンをしたことがある学生さん達も、
応用バージョンでは、コミュニケーションのやりとりに混乱していましたが
↑スムーズにいったら、意味がないので、内心ニンマリ~

その後、グループに分かれてもらいました☆

その場の雰囲気で決めたワークは、

「傾聴の14の心のワーク」


「聞く聴く訊く」や「傾聴」が大切であることは、学生さん達も知っていましたが、

具体的にどうすればいいかということは、考えたことがなかったらしく、

聴く側の心のあり方とグループの中でのシェアを中心にワークをして頂きました☆


もちろん、全員が主体的に参加してくれる姿勢であるかというと、そうではありません。


なんでこんなことをさせられるのか…と思って、そんなワークはヤダ!と視線を合わさない人もいます。


それもOK。

ハッキリいえば、私は困りません。

卒業が控えている2年生ということもあり、

社会に出たときに、大変だろうな…と感じることがあっても、

守りに入っているんだわ…でも、声もかけて欲しがっているかも…と思いながら、

見守っていました。



私、終了時間を10分間違えてしまって…

ギリギリ~(いや、残って頂いた生徒さんも多いのですが)

次の講義がある人もいましたので、本当にごめんなさい~~~



【残っていた方だけのご感想】

*普段一緒にいて、考え方や言動がにている友人でも、その人だけの考えはあるんだと思った。
*共通した考えも多かったが、人によって違う考えもあって、人それぞれ違うのが納得できた。
*(傾聴について)考えはしたが、実践するとなると日常では忘れてしまいそう。
*人の話に耳を傾けるということは私の強みだと思っているので、今回体験することができ、さらによい方法などを学べて良かったです。
*非言語のトレーニングは、勉強したことがありました。その度にコミュニケーションって本当に大変でかつ大切なことだと思いました。日常の生活でいかせたらいいなと思いました。
*メモをとらないきき方が初めてだったので、意外でした。相手や状況に合わせた聴き方を考えてみようと思いました。
*自分だけの意見だけではなく、相手の意見を聞いて考え方に同意したり、違う意見だったら参考になったりしました。
*14の聴く心がでてきて、これからに活かせていけそうだと思いました。
*共感と同情の違いを改めて感じた。ついつい同情の方にいきそうになるので、冷静になることも大切だと感じた。
*きくことは多いから慣れていると思っていたけれど、自分でできてないことも多いなと思った。
*きくのも話すのも好きになりたい。
*コミュニケーションは聴くことから始まると思いました。
*ゴールを決めて相手の話を聴かないようにしたい。
*メモをとるのではないく、ちゃんと相手の話を聴くものだと思いました。
*他の人と考えていることの違いがわかった。それを含めて受け入れていることが大事なんだと思った。
*「人の振り見て我が振り直せ」と思うことが多々ありました。自分でも気をつけなければと思いました。



全ての人に、満足のいくお話をすることは難しいことではありますし、

まだまだ伝えたいこともあったのですが、

一人一人が、かけがえのない人であり、

仕事に就く際に「個」を活かしてくれる組織に入ることは恵まれていることだったり、

逆にただリーダーシップが発揮された組織だったり、

ただマネジメントされている組織ではなく、

「個」を活かしあう組織を創りあげていくことが

今後必要になってくるということもお伝えしてきました。

一人一人が大切にされる社会になっていくことを願っていますし、

そんな社会になるように微力ながら活動を続けていきたいと思っています。



久しぶりに学生さん達と触れ合うことができて、

本当に、幸せでした~

私も色々な意見を聞かせて頂けたこともありますし、

貴重な一日となりました。


また講師業に戻りたくなってしまいました(笑)


札幌にいたら、講師を続けていたのに…なんていうことが、
ふと頭をよぎりますが(ダメですよね~)、

まずは「今、置かれている立ち位置を大切に」

できることを精一杯つとめさせて頂きたいと思います♪


だって、今でも高校や短大で、年に数回講義をする機会があるのですから、

これって、とても幸せなことですものね…


今日は、心躍る楽しい1日でした。

ナガナワ フミコ


次は、執筆活動と新月のキラキラフェスタのイベントです!

(執筆が進んでいないわたくし…。またもや「夜なべ」続きかも…)



頑張らずに、顔晴(がんば)ります!!
(いや、執筆の方は、かなり頑張らないといけない状況かも…)