「笑っていいとも!」が32年間の幕を閉じましたね。
放送がスタートしたのが、1982(昭和57)年ということ…
私が10歳くらいの頃に始まった御長寿番組でもあります。
最終回を家族みんなで観ておりました。
歴代のレギュラーメンバーが出演されていて、
タモリさんに一言いう場面で
口々に言われていたことは…
「怒られたことがなかった」
「自然体でいられた」
ということです。
具体的なエピソードの中にも、
タモリさんの寛大さが垣間見えるものもありました。
別荘の木の枝を切ってもらうつもりが、その木ごと根から切られてしまったことがあるそうで、それでも怒鳴ってクレームを言うことも無く、むしろ「枝を」切って欲しいときちんと説明しなかった自分が悪かった…と話していたとか、
(実は、その古い木が気に入って、木を活かした景観で別荘を建てたのだそう…)
遅刻しても、「番組終了後に来たら面白かったのにね…」と話したとか、
人前で怒りを見せることは、ほとんど無かったのだそう。
また、かつて1日60本以上タバコを吸っていたそうですが、
「欲望は15秒続かない」 ということを聞いて、
タバコを吸いたくなったら、15秒数えていた そうですよ~
そんなタモリさんも「いいとも!」の番組がスタートする前は、
ひねくれて、生意気で、世の中をなめていた
ということを御自分でおっしゃっていました。
人間は、その場に長くいればいるほど、
大きくなればなるほど、
上から目線になったり、
見下したり、
横柄な態度をとるようになることがあります。
大御所になればなるほど、
近寄りがたい存在になることもあります。
「自然体でいられた」「平等に扱ってくれた」と
出演者の方達が口々に言うというのは、
タモリさんの御人徳なのでしょうね。
私のメンターでもある、亡くなられた恩師もそうですが、
怒ったことを見たことがなく、
誰に対しても公平で、
心から尊敬しておりました。
そして、ご立派な方なのに、近寄りがたいということが全く無い先生でした…
「穏やかさ」は安心感、信頼感を生みます。
「穏やかさ」は、色々なものを受け入れることができる器があるということでもありますね。
そんなことを、「笑っていいとも!」のフィナーレ特番を観ながら思っておりました。
御自身の器、
そして、「穏やかさ」は、どのくらいですか?
もし、受け入れられないことが日常多くあり、
「穏やかさ」からは程遠い生活をしている…
という方がいらっしゃいましたら、
是非、感情のコントロール法であるアンガーマネジメントをオススメいたします!
ナガナワ フミコ