親が「アンガーマネジメント」を知っていれば。。。
そのことは、私の根本的な揺るがない願いでもあります。
「毒になる親」…という本がありましたが、
親から酷い仕打ちを受けた子どもは、本を読んで、
そうだよ!そうなんだよ!と
ずっと隠してきた思いを誰かにわかってもらえたような…
一瞬そんな気がするかもしれません。
でも、毒になっている親自身は変わっていないし、
知らず知らずのうちに、自分もその毒を受け継いでしまっていることさえあります。
アンガーマネジメントは、
理不尽な感情的な怒りを防ぐことができます。
無防備な子どもを傷つけずに済むこともあるかもしれません。
そして、誰かの怒りに対して、バウンダリー(境界線)をひけるようになり、
不意な攻撃をかわす術を身につけることも可能になります。
さらには、怒りを適切に出せる大人が増えると、
怒りの連鎖は断ち切ることができます。
怒りは、放っておくと、強いものから弱いものへと容赦なく繋がっていきます。
どこかで断ち切っていかないといけません。
怒りの仕組みを知って、
自分の怒りを知って、
自分自身に、
そして、周りに、
さらには次の世代に残せることを学んで身につけていきたいものです。
アンガーマネジメントは、受け身で学ぶものではなく、主体的に実践してくものです。
良薬になっても、決して毒にはならない大人でいたいですね。
ナガナワ フミコ