思春期保健研修会にて(ご感想)

先日、十勝思春期保健ネットワーク(とかちティーンズネット sina)さんの研修会に呼んで頂きまして、「心理カウンセラーとしての立場から考える 十勝の思春期保健の現状とこれから必要な取り組み」と題しまして、お話をさせて頂きました。

 


十勝の保健師さん、相談員さん、養護の先生など約30名ほどいらっしゃる中、ケースやこれからの取り組みについて感じていることをお伝えさせて頂きました。

 

御依頼の際に、私がどのような活動をしているか、関わってきたケース、ワンストップサポートについての意見、アンガーマネジメントの紹介を…ということを言われておりまして、今回は短い時間であったこともありまして、本当にザックリとお話をさせて頂きました。

 

テーマが決まっておりましたら、ワークをして体験して頂きながらお伝えすることもできるのですけれども、今回はある意味、何者であるか?ということを知って頂く時間であったかもしれません…



研修会後、御感想をお寄せ頂きましたので、御紹介させて頂きますね。

 

*育児中の母親、学校においてこうした学習の機会があると、意味もなく(本人にはあるのでしょうが)、子供にあたったり、学校で暴れたり、あるいは必要以上に過敏になる子が少なくなるのかなと思いました。これを機に色々知りたいことを深めていきたいと思いました。ありがとうございます。

 

*子どもに対して性(生)教育を行う機会がありますが、こども達の親に対しても伝える機会があると良いなと思います。イライラして暴力的な行動を取る子どもを目にすることがありますが、その子どもがおかしいと思ってしまうのではなく、その子どもの周囲の人、親にも目を向けた方が良いということを学ぶことができました。自分自身も怒りをコントロールできずに抑えないまま出してしまうことがあるので、6秒待つことを意識したいと思いました。ありがとうございました。

 

*このような研修等、継続してもらいたい。

 

*普及、啓発していくことが必要。お話には様々な理論が含まれていると思いますが、事例も含めて話して頂きとてもわかりやすかったです。普段思春期保健とは別の分野で業務をおこなっておりますが、話していたことはどの分野でも共通することだと思うので、今後に活かしていけたらと思います。

 

*今後、実際にプログラムを体験することが必要。

 

*専門用語(横文字)が多く少し難しかったです。アンガーマネジメントの具体的な方法が聞けたら支援にいかせたかなと思いました。「十勝の思春期保健の現状とこれから」についてもう少し聞けたら良かったなと思いました。安心できる場の提供が必要ということがわかりました。ありがとうございました。

→今回は、アンガーマネジメントがメインではなかったので、もう少し聞きたかったという御意見が多かったようです。機会がありましたら、研修会などで体験して頂く機会があると良いかなと思っております。

 

*ワンストップは十勝にも必要だと考えています女性の健康サポートセンターはその前進になるかと…なって欲しいと。ゆるやかな繋がり(十勝の専門職の)、がっちりしていないネットワークが必要。今日は本当にありがとうございました。次の繋がりができれば…スムーズに繋げることができれば…その情報を持っていることが大事。安心…安全の場となるように、保健室、学校、地域で繋がりをつくり続けていきたいです。今後とも宜しくお願い致します。

 

子育て支援の中で、親向け講座。やはり学校教育の中で、教員、生徒向けの感情教育が必要。自分を振り返って感じる時間となりました。本人が求めなければ…というお話が、私自身、実感として強くその通りだと思うのですが、同時に大人や世の中、将来へのあきらめや援助希求の力が乏しい子ども達は何とかごまかしながら過ごしていて、その時が車で待つのか…という思いもあります。

→主体的に本人が求めていけるような動機付け、働きかけが不可欠と思っています。そして、何か起きても、どうせ…と、泣き寝入りしたり、あきらめないでよい体制づくりを大人が、地域がつくっていかなければならないと思っています。

 

*親と子、両方への関わりが求められていることを改めて実感しました。学校で見える子ども達にできること考えていきたいです。家庭へは個人で関わることは難しいですが、ネットワークの意味を活かし、繋がりの大きさを共有していければと思います。怒りは二次的な感情であること、「当たり前」「常識」はアタリマエではないこと、発見がたくさんありました。

 

*自分自身がまだ人にとって安心できる場・人になれていないと感じた。もっと自分に自信をつけたいと思いました。

 

*学習の機会をつくり、多くの人に関心を持ってもらえるようPRして皆で繋がっていくことが必要。もっともっと学んでみたいと思いました。感情教育はとても大事だと思いました。

 

*アンガーマネジメントに関する知識の普及が必要。

 

*自分自身を含め、アンガーマネジメントの理解を深めていきたいと感じました。十勝の独自性、各町村の差も大きいと思うので、働きかけも必要なのかなと考えていました。恥ずかしながら、アンガーマネジメント、ほぼ初めて聞きました。とても興味深い内容だなと感じました。「怒り」について着目し、身体のこと(ホルモンバランス、思春期、更年期、産後…)とも絡ませて、今後考えてみたいなと思いました。また是非お話を聞きたいと思いました。本日はありがとうございました。

 

感情教育(子ども、大人へ)の必要性。相談対応において、安全、安心できる場が何より大切であることを再認識。感情教育ということを知ることができた。こういう教育が広くされていくと良いなと思う。怒りという感情がどういうものであるかと勉強する機会となった。決して悪いものではなく、どうコントロールするかが大切であることを知った。

 

*学校や各機関が心をフラットな状態であらゆる情報をもち、受け入れる体制ができていることが大切だと思います。今日は貴重なお話ありがとうございました。健診等でよく相談を受けるので、その場の雰囲気を大切に頑張っていきたいと思います。

 

*アンガーマネジメントということを初めて知りました。様々なテクニックがあると知り、もっと学びたいと思いました。コントロールしようと思うと、本当の感情まで押し殺そうとしてしまいがちですが、本当の気持ちはそのままで、口から出るときに工夫すればいいということがわかり、とても心に落ちました。

 

*恥ずかしながら、アンガーマネジメントの概要を本日初めて知りました。お話、今、思春期の我が子と向きあう中で「あー、それあるある」というもの、沢山ありました。怒りのうちにある感情、気持ちに寄り添い、しっかり見極めていきたいと思いました。

 

*アンガーマネジメントという言葉は今日初めて聞きましたが、日々の仕事の中で使えたら良いなと思いました。詳しくテクニックを知りたいと思いますので、PDFファイル、見てみます。怒りのパターン、コミュニケーションのパターンは親や周りのコピーですという一文、とてもドキッとしました(子育て中なので)。

 

*理論について何度かお話を聞いて何となく理解しつつありますが、実際職場で取り入れるには、実践技術トレーニングが必要ですね。

 

*自分自身が相談を受ける立場として、安心できる場になることが必要だと思いました。アンガーマネジメントという言葉を初めて聞きました。もう一度、資料を見直し、自分自身などに活用していきたいと思いました。

 

 

*自分自身もそうですが、怒りのコントロールは本当に難しく、どう伝えていくか(心に響くように)、自分自身をコントロールしていくか、テクニックを教えることが必要だと思いました。しかし、もっと大切なのは、自分を知るということと教えて頂いたので、自分と向きあうことが大事だと伝えていこうと思いました。自分も今日から6秒数えて、自分を見つめ叱りすぎないようにしようと思いました。

 

*アンガーマネジメントは大変ですね。考えさせられることがありました。もう少しテクニックについても聞きたかったなと思います。



皆様、ありがとうございました。

 

世の中、沢山の理論やテクニックがあります。

私は応用心理カウンセラーということもございまして、ひとつの理論に拘らずにさせて頂いていることもありまして、普段から多角的なアプローチを試みております。

 

実体験や経験を通しまして、今後も何かの形でお役に立てることがありましたら幸いです。

 

アサーションもそうですし、アンガーマネジメントも本で読むのとワークを通して体験して頂くのとでは大違いなんです。

 

より多くの人に体験して頂く機会があると良いなと思っております。

ナガナワ フミコ