令和4年度文部科学省委託NWEC「学校における男女共同参画研修」①

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ナガナワ フミコです

ブログにお寄り下さり、ありがとうございます

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コロナ禍になって良かったことは、

自宅にいながら質の高い研修が受けられたり、

大学の研究会などに参加できたりすること。
交通費宿泊費がかからないのですから

本当に有り難いことです。

 


NWEC(ヌエック:独立行政法人国立女性教育会館)主催の令和4年度文部科学省委託「学校における男女共同参画研修」をオンデマンドで受けております。


(今まで帯広市男女共同参画推進員をさせていただいたり、現在男女平等参画社会を推進するネットワーク北海道の理事をさせていただいていることもあり、現状とこれからの課題を把握しておく必要があります。北海道は地域別ジェンダーギャップ指数がワースト1 47都道府県最下位……だったりもします)



SDGsについては、総合学習など学校教育の中でも取り上げられています。

ジェンダー平等については、

ゴール5がありますが、
学校教育としては、

ゴール4(質の高い教育をみんなに)があり、

達成目標4-5 2030年までに、教育のなかでの男女の差別をなくす

達成目標4-7 2030年までに、教育を受けるすべての人が、持続可能な社会をつくっていくために必要な知識や技術を身につけられるようにする。そのために、たとえば、持続可能な社会をつくるための教育や、持続可能な生活のしかた、人権や男女の平等、平和や暴力を使わないこと、世界市民としての意識、さまざまな文化があることなどを理解できる教育をすすめる

実現方法4-a  子どものこと、障がいや男女の差などをよく考えて、学校の施設を作ったり、なおしたりし、すべての人に、安全で、暴力のない、だれも取り残されないような学習のための環境をとどける

などが挙げられます。

 

 

学校における男女共同参画は、

管理職の登用以前の問題。

男女の差別、人権、男女の平等、暴力を使わないこと、様々な文化の理解、安全で暴力のない誰も取り残されないような学習のための環境……

 

これらが学校の中でクリアできていないことさえあります。


改善を難しくさせているのは、

無意識にバイアスがかかっていて、

本人や周りが気づいていないということ。

 

さらに同調圧力で、

声を挙げられずにいることも。

 

 

学校での無意識のバイアスが

「隠れたカリキュラム」になるということは、

男女共同(平等)参画に携わる人たちからよく知られたことであります。



子ども達は大人から学んでいきますし、

学校内では管理職や先輩教員から

無意識のバイアス 

を強化させられてしまうことも……

 

(ようやく最近になって無意識のバイアスをアンコンシャスバイアスという言葉で企業の研修の中で取り扱われるようになってきましたが、以前より暗黙のバイアスという問題はありました)

 

 

私自身もまだまだです。

過去を思い出したときにあの時バイアスがかかっていたな……とドキッとし、恥ずかしさと自己嫌悪の中で反省することもあります。

 

 

一方で社会人になって勤めた専門学校や予備校の経営管理職が女性が多かったこと、若いうちから海外留研に行かれた先生方や人権意識が高い先生方が周りに多かったせいか?「女性だからお茶汲み」ということが無かった(手が空いている人、できる人が協力する)ことはプラスだったかもしれません。

 


参画は、単なる参加でもなく、お膳立てすることでもありません。

(意識改革なくしての意図的な数字あわせや沈黙や傍観は避けて欲しいところです)



最終的には、男女の別なく、人と人がより良く生きていくために修正していきながら、
「一緒に作り上げていく」

そんな社会になっていったらいいなと思っています。
(が、そこに至るまでまだまだ日本は長い道のりがありそうです)

 

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↑令和4年度のキャッチフレーズは、10代の作品だと聞いて、内閣府男女共同参画局のHPを見てみましたら、この最優秀作品は北海道の17歳の方でした!

しかも、優秀作品は全てユース世代(15~20歳)。喜ばしいことです。

最優秀作品

「あなたらしい」を築く、「あたらしい」社会へ(竹内瑠那さん 北海道 17歳)

優秀作品

「じぶんを生きよう 自分の人生、自分らしく」(小林怜生さん 福島県 20歳)

優秀作品

「あなたの色と、私の色。混ざり合ったら新しい色」

(江越みづほさん 神奈川県 18歳)

令和4年度「男女共同参画週間」キャッチフレーズの決定 | 内閣府男女共同参画局