先日、児童虐待が過去最高という統計を御紹介しましたが…
警察庁の統計によると、ストーカーやDVも増加傾向にあるのだそうです。
(出典:警察庁http://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/24DV.pdf )
こちらは、ストーカー。
そして、こちらは、DVです。
北海道内でも例外ではありません。
先月出された北海道警察の発表によると、
2013年の上半期(1~6月)までにストーカーとDV被害相談の受理件数が、1198件(前年比43.3%増)となっているそうです。
(うち、ストーカーは34%増の447件、DVは50%増の751件)
摘発件数が124件、法適用が10件あったのだそう。
(ストーカーとDVの摘発は前年同期比44%増。
しかし、このうち114件は、ストーカー法やDV法ではなく、殺人未遂や傷害といった刑法適用なのだそうです。)
2013年6月26日、衆議院本会議にて、改正ストーカー規制法と、改正DV防止法が可決・成立しています。
改正されたストーカー規制法では、
悪質なメールもつきまとい行為とされ、
ストーカー行為の禁止命令を出す権限を加害者の住んでいる公安委員会も可能 となり、
被害者と加害者の住んでいる地域が違っても、警察の連携がとれるようになりました。
そして、DV防止法改正によって、婚姻関係にない同棲中のカップルにもDV法が適用 されることになりました。
ストーカー規制法の改正は、2000年の成立以来、初めてとなります。
ストーカー規正法のメール規制については、7月上旬公布の20日後から、
その他は10月からの施行となります。
改正DV防止法は、2014年1月から施行される見通しとなっています。
ストーカーやDVの背景には、複雑な感情が絡んでいます。
DVは、女性蔑視という意識もあるといわれています。
継続的な怒りが恨みとなり、
相手をコントロールしようとすればするほど、怒りとなっていきます。
加害者も被害者もつくらないためにも、
アンガーマネジメント!
願わくば、日本でも近い将来、司法分野にて、
加害者更正プログラムのひとつとして、アンガーマネジメントが取り入れられることを願っています。
ナガナワ フミコ