十勝管内高等学校教育相談研究会(2015年6月)ご感想

十勝管内高等学校教育相談研究会に呼んで頂きまして、
アンガーマネジメント~思春期のこころに寄り添うために~と題してお話をさせて頂きました。

 

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まず嬉しかったのは、アンガーマネジメントの認知度。


47名の御参加の中で回収できましたアンケート数は32


そのうち、アンガーマネジメントを知っていると答えて下さった方が26名


知らないというかたが6名。

 

嬉しいことに、8割の先生がアンガーマネジメントをご存知でした*>∀<*

 

知っていたと答えてくださった中で、

 

以前、別の研修をお聴きになった先生が8名、

校内研修で聴いたという先生が3名、

その他や書籍やインターネットなどで知っていたという先生が14名、

 

嬉しいことに、先生のお子さんが中学校で生徒向けの講演を聴いて知っていた他、十勝毎日新聞の連載をお読みになって下さっていたという先生もいらっしゃいました!!

 

今まで、講座をさせて頂いて、

最近は、アンガーマネジメントをご存知の方が2割強(十勝で)というところまできておりましたので、

少しずつ知られているようです~おんぷ

 

5年前、ゼロからのスタートでしたので…

 

それを考えると5年目にしてアンガーマネジメントを知って下さっている方が
増えたことは嬉しい限りです!

 

ただ知っているというだけで、理解しているということではないようですので、
研修の場が増えていくと良いなと思っています。

 

今回は、思春期のこころに寄り添う…ということもございまして、

私がカウンセラーとして応用心理士として、日頃から大切にしていることをお伝えいたしました。


今回参加された先生方は、養護教諭、生活指導部、生徒指導部の先生、特別支援コーディネーターの先生方でした。

 

御感想をお寄せ頂きましたので、御紹介させて頂きます。

※ご本人様のこと、具体的な記載の部分は省いております。御了承下さいませ。

 

・自分の仕事や家庭で活用していきたい。職員向け生徒向けに研修してみたいです。教員研修でじゃんじゃんやるべきだと思います!うっすらとしっていたアンガーマネジメントがよくわかりました。ためになりました。ありがとうございました。

 

・先生方に研修内容を伝え指導に活かしてもらう。先生方の感情のコントロールに活かしてもらう。生徒におこなうワークシートについても参考にしたかったです。

 

・生徒との面談の中や工夫して授業の中でも使えるかと思います。特に最後のべきの境界線やアンガーログについて参考になりました。

 

・まずは自身の仕事上のメンタルコントロールでしょうか。対人の仕事上、自身の安定がベースに無ければお仕事にならないから。結局、怒り、イライラは1人でしているだけ(その人自身が)。伝える努力、伝え方でムダなイライラはしなくてよくなるのだなと思いました。高校生でもまだまだコミュニケーションは下手です。できているつもり、今まで見てこなかった感情に目を向けるトレーニング、言葉にする、伝える練習が必要です。本校でも取り入れられたら良いなと思いました。

 

・生徒に対して自分の子どもに対して妻に対して(アンガーマネジメントを活かしていきたい)。べき、これから考えて行動していきたいです。

 

・本日はありがとうございました…どこか帯広でアンガーマネジメントのトレーニングを学ぶところがあればお教え頂けるととても有り難いと思います。

 

・まず自分自身に、保健室にきた生徒に伝えていきたい。

 

・保健室に来室した生徒に教えたり職場にも聞いてほしい。研修会の資料として渡すなど活用していきたいと思います。もちろん、自身の怒りにも活用していきたいです…

 

・生徒理解、対応(面談)に活かしていきたいと思いました。また部活動でも活用していきたい。ありがとうございました。

 

・自分自身の感情のコントロール。対生徒、対保護者、対同僚、対家族等の場面での接し方の工夫。悩んでいる生徒を良い方向に導くための手がかり。大変勉強になりました。ありがとうございました。

 

・生徒達が人生を棒に振らないように。あまり怒ることがなく、それは~べきがとても少ないからなのだと思います。でも怒るときは怒りたいし、建設的な怒り方を身につけたいと思います。

 

・子育てに活かしていきたい。なるほどと思うことが沢山ありました。あまり怒る機会は少ないのですが、怒るときは後悔しないようにしたいです。

 

・まずは自分の気持ちをコントロールできることを目指し、生徒を受け容れる深さを持てるようになりたいです。

 

・高校生は心身共に不安定に特になりやすい時期ですが、一方で他人に助けを求めたり(昨今の風潮でしょうか)伝えるべき事柄を伝達し合うことがとても難しくなっているように感じられます。相手をよく観察しながら段階的に理解援助していけたらと思います。普段心がけていたことも沢山含まれており、「これでよいのだ」と安心できました。もっと深く学ばせて頂けたらと思います。またの機会を心待ちにしております。

 

・先生方への啓発(予防開発的、生徒指導のために)。先生方全員がアンガーマネジメントできたらと思いました(校内研修で)。学校って怒りの連鎖を拡大再生産しているのでは?と思いました。指導のつもりで生徒に怒りをぶつけたり…それが子ども達がコピーして…などと考えてしまいました。

 

・自分自身の生活、子ども達に具体的に言葉かけ、様々なシーンに使えるなと思いました。深さのお話に深く共感しました。経験したことにしっかり向きあって深みのある人間になりたいと思いました。十勝はDV、虐待が多い地域です。母親教室、父親教室でアンガーマネジメントが拡がるといいですね!

 

・自分の一次感情にフタをしないようにしたい。怒っている人の一次感情に目を向けたい。初めてアンガーマネジメントのお話を聞きました。とても面白かったです!生徒の気持ちに寄り添っていくこと、もっともっと大事にしていきたいと思いました。今日はありがとうございました。

 

・怒りを暴力に出してしまう生徒が多々いるため(みんな後悔している)、怒りのもとにある感情、べきを考えさせる関わり方をしていきたいと思います。アンガーマネジメントの方法(具体的に)について経験から体得していない生徒が多いと日頃から感じているため、教えよう(クールダウンの法の方法)と思いました。ありがとうございました。

 

・日頃のHR活動や授業で取り入れたいと思います。どうもありがとうございました。

 

・部活動で持っている種目が接触プレーのある競技なので、生徒は怒りで自分を見失うときがあり、アンガーマネジメントの6秒の話を。6秒ではなく0.6秒で冷静になって次のプレーをしろと離すときがあります。生徒の中には6秒がまんしろと言うものもいます。職員室の中にはこの話を聞いたほうが良いなという教員も…

 

・生徒に対してはまぁ良いかと思える範囲が大きいのですが、我が子にはとても狭く、イライラの元になっています。仕事にも影響しているのでまずは家庭から。子どもにコミュニケーショントレーニングをしているので、その授業でも教えていきたいと思います。べきが怒りの正体だと。

 

・校内研修で先生方対象に自らの怒りと向きあう場面を作りたいと思います。自らのストレスマネジメントに役立てたいです。生徒へは必要ですが、自らで実施するには不安がありますので、検討したいです。感情を言語化する大切さを再認識しました。べきをどうすればいいのか、しょうじきよくわかりませんでしたが、自分のべきと他人のべきの違いを知ることはできるかなと思いました。今日はどうもありがとうございました。

 

・大変ためになりました。時間があっという間に過ぎました。ありがとうございました。

 

・まず自分が何に対して怒りを感じているか、何が怒りに繋がっているのかを知ることで、自分をコントロールすること、それができなければ相手に何がよくて何が悪いのかを伝えることができない。相手に伝えることが大切。今日教わった方法を自分でも実践し、生徒の気持ちにより添えるように感情のリハビリをしていこうと思います。授業や生活指導で活かしていきたいです。人間は感情の生き物、書くことで自己の傾向を知り、時間をおくことで怒りを鎮める、なぜ怒っているのか分析する、頭でわかっていても今までなかなかできずにいましたが、今回の「リハビリ」を実践し、生徒とも上手にコミュニケーションがとれるようになりたいと強く思いました。

 

・まずは自分の中のべきを知ることが大切だと思いました。べきの境界線を拡げて、怒りにくくする方法の一つ一つを取り入れていきたいと思います。自分にゆとりを持つことを心がけたいです。職場でも家庭でも今日学んだことを活かしていきたいです。アンガーマネジメントという言葉を知っていても中身内容については知らないことが多かったため、とても貴重な話を聞くことができました。本当に良かったです。ありがとうございました。

 

・仕事の中で、家庭でいかせると思いました。怒りは自分の中から生まれる感情ですが、その感情に困っていない、べき③が大きくてもよいと考えている職員への接し方はどうしたらよいのかと考えてしまいます…

 

・片仮名の言葉が多いと(漢字もですが)なかなか理解しづらいようである。特別支援、教育相談、アンガーマネジメントといわれると線を引いてしまう教員が多いかも。演題が「思春期のこころに寄り添うために」であると、参加者が増加するのでは…難しい?言葉は使わないでほしいかも。学問ではないので。 ←御意見ありがとうございます。アンガーマネジメントは、アメリカ生まれですので、どうしてもカタカナ表記になります。ただ、理論に基づいた心理教育・技術でもありますので、どうすればいいのかという具体的な対策が可能です。また学術的にもアンガーマネジメントは理解されていますので、私自身は学問の一つであるととらえております。なるべく配慮して伝え続けていきたいと思っています。ご理解頂けましたら幸いです。

 

・怒りにフタをしたことにより、自分自身調子を崩したのかなぁと考えました。べきの境界線でまぁいいかが広いつもりなのかな。自分のコントロールに活かしていきます。まぁいいかはあきらめと言うことではないのか、頑張り踏ん張りを聞かせるところも大切ですが、その違いが自分自身スッキリしませんでした。 ←御意見ありがとうございます。まぁいいか…のところですが、あきらめではなく「納得して自分の意見と違うものを受け入れる」と考えられると良いかしらと思います。「納得」をしないで無理をして受け入れてしまうと、不満などの第一次感情が溜まり怒りに結びついてしまう結果になります。「納得する」=違う考え方をしてみる(リフレームともいいます)ということを取り入れてもらえると良いのではと思います。

 

・自分の言葉で職場の人達に伝えたいと思います。大変勉強になりました。職場の教育相談研修会の時に講演してほしいと思いました。つい先日、生徒とやり合ったばかりなので、今日はまさに気づきを得ました。ありがとうございます。

 

・家庭においても仕事においても役に立つと思う内容が多くあり、早速活かしていきたいと思います。生徒との対応において(いつも怒っている生徒がいる)、すぐに使ってみようと思います。自分自身の怒りについて分析してみようと思いました。アンガーログ、利用します。職場の中で個々のべきにズレがあると、指導しにくいと思います。これくらいいいじゃないか、これは絶対にダメ、折り合いをつけるのは難しいですね。

 

・生徒より自分の怒りについて考えさせられましたので、これから心にゆとりを持って生徒に寄り添っていきたいです。経験がないと深さががうまれない心に深くささりました。

 

・自分の怒りを抑える方法を学んだが、それよりも他人がなぜ怒るのかというシステムを理解できたことがためになった。怒るシステムを理解しながら他人と接していきたい。

 

先生方、どうもありがとうございました。

御質問に近いところは、青で回答させて頂きました。

 

感情のコントロールであるアンガーマネジメントを
お仕事にも御家庭にもお役立て下さい。

 

思春期の子ども達にも是非伝えて頂けたらと思います!

ナガナワ フミコ