合い言葉はキュンキュン(中学校教職員校内研修)

先日、十勝管内の中学校教職員校内研修に呼んで頂きました。

 

テーマは「アサーション」(時々アンガーマネジメント)

 

私がアサーションに出会って、11年。

アサーティブトレーナーになって丸10年になります。

 

校内研修は内容によって工夫が必要だったりもします。
(しんどい研修になったら、その後が大変ですものね。フォローもできませんし…)

 

今回の研修のねらいは、

 

○適切な自己主張の仕方を生徒に指導できるように、アサーショントレーニングの方法を学ぶ

○生徒への指導法をもとに、教員自身のコミュニケーションスキルの上達も図る。

 

の2点。

 

時間は1時間…

 

職員室の雰囲気は学校によって違います。

 

ただ共通していえるのは、子ども達は先生方の関係性や雰囲気を感じ取っているということ。

 

それによって、この人は話しやすいか、聴いてくれるか、深い話ができる人かどうか…

意外に観察しております。

 

なので、今回は自己分析&ワークを中心にお伝えすることに致しました。



アンガーマネジメントにも共通する「感情のボキャブラリー」

 

朝起きて、どんな気持ちを抱いたか?

 

お聴きしてみたら、事実は伝えられるけれども、気持ちがなかなか出てこない…汗


そこで急遽、グループになり取り組んで頂きました。

 

感情の探偵になって、ボキャブラリーを増やそう!!

 

(ちょっと、ここで時間をとることになりました)

 

シェアをすると、グループによって、50個近いところ、20数個のところ、30個ちょっとのところ…

 

嬉しい、楽しい、辛い、清々しい、さわやか…色々出てきました☆

 

そして、みんなを虜にした言葉…

 

それは、

 

「キュンキュン」Wハート

 

…キュンキュン、感じたのはいつの日だったろうか…

 

と遠い目をされる方も(笑)

 

何言ってるんだ!と突っ込みを入れたり、

 

でもそういう人に限って意外にロマンチストだったりして(笑)

ただ、関わっている生徒達の中には、キュンキュンしちゃっている子もいるわけです。
(気持ちに寄り添うことって本当に大切です)。

 

窓を開けていたのですが、研修のはじめに庭にいた生徒に「シー、静かにね」なんて言っていたのに、

 

気がつけば、先生方が皆、大笑い。

 

きっと部活中の生徒達は、「先生方、やけに賑やかだな~楽しそうだな~」なんて思っていたことでしょう。

 

最後はYOUメッセージとIメッセージの違いを簡単に2人一組でロールプレイ。

 

Iメッセージは相手の目を見てface to face で♪と指示。

 

皆さん、「キュンキュン」がツボに入っていたようで、

 

目を合わせたら「キュンキュン」しちゃう…ラブ

 

「ドキドキ」…心

 

あれ?何だか違う方向に(笑)

 

何だか全体的に気持ちが上向き上げ上げの方向~

 

しかも、感情交流が生まれている☆

 

素敵です!!にこ

 

人間関係、しかも職場のような全体の関係性の中で、(お酒の席ではなく)

 

声を出して笑え合えることは、良い関係を築くためにも必要不可欠☆

 

受け身で静まりかえった研修会ではなく、何だか終わった後は足取り軽くなる時間になれたようで、良かったです!

 

閉塞的な心が少し解放されて、気持ちにゆとりが生まれたでしょうか??

 

是非、この雰囲気を大切にして頂きたいなと思います☆

 

 

御感想をお寄せ頂きましたので御紹介いたしますね。

 

・豊かな感情表現をして、子ども達の豊かな心を育てていきたい。TVで表情と言葉の一致の話をしていたので、改めて実感することができた。

 

・褒める場面を多くしたいです。言葉も感情も表現方法の幅がなければ、伝えるのは本当に簡単なことではないと再認識しました。

 

・生徒指導、学活や道徳の授業、職場や友人関係など色々な場面で活かしていきたいです。研修なのに全体に笑い声が響く良い研修になりました。1時間がとっても短かったです。ありがとうございました。

 

・生徒への言葉かけにバリエーション色々な言葉でしていきたいと思う。気持ちを伝えることに努力したいと思います。自分の感情の幅の無さに気づかされました。気持ちを伝えることの大切さがわかり、大変勉強になりました。ありがとうございました。

 

・今日学んだことを生徒に対して活かすことができるようにしていきたい。自分も生徒に対しても主体的に物事に取り組ませることができるように伝え方や表現を考えていきたいと思いました。自分自身に対してや生徒に対してより向き合えるように意識していきたいと思いました。

 

・公私ともに活かしていきたいです…といつも、こういう研修を受けた直後は思うのですが、長続きせず。せめて素直な気持ちを相手に伝えることは(目を見て)怠らないようにしていきたいです。自分のクセを再認識しましたが、主体的に行動の改善をはかるって難しいと思いました。でも努力はしていきたいと思います。

 

・生徒に還元していきたいと思います。見本となる人間を目指していきたい。自分を振り返り、考えることで改めて弱い部分を認識することができました。ありがとうございました。

 

・人への接し方に取り入れていたいと思います。気持ちを伝える大切さを改めて実感しました。仕事や人間

関係のことで悩んだ時にはアサーションを取り入れていきたいと思います。とても勉強になりました。ありがとうございました。

 

・教職員同士や生徒、保護者、家族との間でやれたら良いと思います。自分を肯定するためにはどうしたらよいのかの方法がわかれば、自分も高められるし、相手も高めていけると思いました。特に生徒を認めるには自分も認めないといけないし、周りの先生方や家族、友人を認めるには自分を認めないといけないと思います。

 

・感情を表現する言葉を増やして周囲への言葉がけをしていきたいです。かた苦しい内容ではなく、みんなで楽しく取り組めて良かったです。心がリフレッシュしました。

 

・朝の会、帰りの会、給食時も含めて生徒と会話をするときに気持ちを入れて話していきたいと思いました。今日はありがとうございました。気持ち50個皆さんの意見を聞いて書くことができました。言葉を沢山考えることって楽しかったです。

 

・感情、思いに対して我々が少ない語彙しか持っていないこと は、授業で使いたい(伝えたい)です。21日間の話も。自分の軸を意識していきたいです。たのしかったです。この学校での研修、こういうWS形式が初めてで、その点でも良かったです。ありがとうございました。

 

・生徒とのコミュニケーション、先生方への提案、学年団の意思疎通、家族とのコミュニケーション)で活かしていきたい)。もっとゆっくりワークショップをやってみたかった。具体的に生徒同士でやってみる例を知りたかったです…ありがとうございました。

 

・目を見て気持ちを伝えたい!とても楽しかったです。ドキッとするところもあって、改善したいなと思いました。職場でも無理しすぎない自分でいたいです。

 

・家族、職場、友人でアイメッセージを使っていきたい。感情が難しいと理解できました。楽しかったです。ありがとうございました。

 

・自分自身が感情豊かに生きていく。生徒へ感情の言葉を沢山伝える。

 

・働きやすい居心地の良い職場作りのために今日の研修を活かし、職員間で心がけていきたい。お忙しい中、ありがとうございました。短い時間でしたが、とても楽しいひとときでした。

 

・生徒との関係、職場の人間関係で少し意識してつきあえると良いと思う。とても楽しく研修ができました。もっとゆっくりじっくりやれると良い。

 

・今以上に生徒に自分の気持ちを目を見ながら伝えていきたいです。ワークが楽しくてすっきりしました。

 

先生方、どうもありがとうございました。

 

アサーション、忘れそうになったら、

 

職員室の合い言葉は、

 

ずばり!「キュンキュン」ですね!

 

感情のボキャブラリーを増やし、伝えながら、更に良い関係性作りにアサーションをお役立て下さいませ。


ナガナワ フミコ