朝焼けに照らされた
帰雁の群れ
ポジション交代中?
思い出すのは
ニルスのふしぎな旅
弱いものをいじめて
悪ふざけが過ぎ、
トムテに小人にされた14歳のニルス…
(14歳だったことに改めて驚きです)
アッカ隊長率いる雁の群れや
ガチョウのモルテンなどの動物達と
ふしぎな、素晴らしい旅を体験しながら
心が大きく成長していくお話。
大人になって知ったこと
作者のセルマ・ラーゲルレーヴは
女性初のノーベル文学賞を受賞。
元々スウェーデンの子ども達に
地理や歴史がわかる読本として
昔話や伝説も織り交ぜて
書かれたのだそうですが、
群れを率いるアッカ隊長は
雌の雁…
(原作には100歳とある)
120年以上も前
1901年に依頼され、
1906年に出版した時代背景からすると、
画期的な女性リーダー像、
環境保護も含む先進的な教育。
ちなみに以前このブログでも紹介しましたが、
渡り鳥にリーダーは存在しなく、
渡り鳥の群れにリーダーは存在しない⁈ - ここから変わる,今ここから始めよう! ~アンガーマネジメント•アサーション•デートDV防止~ こころのケア&エデュサポートcoco-kalaここから
群れ全員が安全に目的地に到着するために、
頻繁にポジションの交代をしているそうです。
その時にも書きましたが、
人間の世界では、集団になると
「社会的手抜き」現象
(フリーライダー【ただ乗り】現象)
が起きるとのこと。
渡り鳥には、いないようです…
自然に学ぶもの、見習うこと、
沢山あります。
改めて原作も読んでみたいと思いました。