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ナガナワ フミコです
ブログにお寄り下さり、ありがとうございます
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先日、高校で全校生徒にお話をさせて頂きました。
その中で、高校生が作成した2分ほどのジェンダーについての動画を観てもらいました(大人が作ったものではなく、同世代が考えたり作ったものの方が身近に捉えられると考えたからです)。
よく「らしさ」という言葉を使いますが、
私は敢えて「だから」という言葉を使います。
(言葉は悪いですが、日常会話の中では「~のくせに」「~なのに」と言われることも多いでしょうね)
「男だから~しなさい、しなければ、~してはいけない」
「女だから~しなさい、しなければ、~してはいけない」
○○だから~の後には、命令や縛り、禁止を強いる言葉が来るからです。
相手に向けてしまったり、自分が言われた実際の言葉を思い返すこともできます。
「らしさ」を使うと、思い浮かぶ言葉は一般的あるいは抽象的すぎて、
あるいは優等生的表現が多すぎて、
その後に続く言葉やイメージがぼやける感じ……
(に私は思ってしまうのです)
個人の問題は社会の問題、社会の問題は個人の問題でもあります。
より自分事として考えてもらうために、言葉選びも工夫することがあります。
社会的な問題であるからこそ、
自分が今まで育ってきた中で、
家族や身近な人たちから
「男の子だから~」「女の子だから~」
(女のくせに、男のくせに、男子なのに、女子なのに)
と刷り込まれてきたのか、具体的に振り返ることができると思うのです。
高校生達が考えるジェンダーバイアスについて、
私自身もハッとする内容が沢山ありました。
「社会に浸透しすぎて、無くすのは難しそう」
「否定しているのは親世代」
という生徒さんもいました。
疑問にも思わずについ使ってしまっている言葉や
押しつけなど、バイアスは身近にはびこっています。
子ども達のロールモデルは身近な大人達。
親世代がアップデートし、
行動を変えていかない限り子ども達の未来・社会は変わりません。
「料理」についても、気がつかないうちに性別に囚われているでしょうね。
おなじ「料理」というキーワードでも、
「料理=家事」は女性、
でも、職業としての「料理=料理人」は男性
をイメージする人が多く、矛盾しているなと思います。
※女性は味覚が変化するから…という人もいますが、社会的な背景もあるかも…
・女子はエレベーター、男子は階段(5階)でと言われた
・男子はモノを運ぶように言われた(力仕事を任される)
↑このことは男女ともに疑問が出ていました。
・男子(他)
メソメソするな、泣くな、シャキシャキしろ、女々しい、
非力なことを責められる
・女性は髪をしばってもよいけど、男性は変な眼で見られる
→私が講師をしていた頃、ヘアピンや髪を縛っている男子学生もいたので私自身は変だとは思いませんでしたが、見慣れていない人やそのことを批判的に指摘する環境に置かれていると「男だから(のくせに、なのに)」というバイアスがかかるのでしょうね。
他に高校生達の意見として多かったのは、
「制服」 女子はスカート、男子はズボン
(↑ジェンダーレスの制服も出てきていますが)
「小学校の時のランドセル」 男子は黒、女子は赤
「色分け」 女子はピンク、男子は青
これはまだまだ社会の中で定着していると思います。
あれ?と思うか、
まったく気がつかずに生きていくのか、
アップデートできるか否かの差は大きいだろうなと思います。
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cocoは、心・人のつながり、
kalaは、ゆるし・争いの停戦という意味があります
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