北海道アイヌ協会相談員研修(2019年7月)

澄み渡る青空の下、

昨年に続きましてお声をかけて頂き、

北海道アイヌ協会様で

全道各地から集まった相談員の皆様に

アンガーマネジメントと

アサーションを取り入れた

ステップアップ研修をさせて頂きました。

 

 

今年4月。法律の中で初めて

アイヌ民族を「先住民族

として明記されました。

 

北海道の開拓を推し進める中で、

アイヌの権利や生活を蔑ろにした人もいます。

一方で、共に生きていく方法を

一緒に模索した人もいるでしょう。

 

人権問題は社会の問題。

偏見や差別的な言動は

残念ながら未だ無くなりません。

 

いつの時代もそうですが、

人を蔑ろにする人、

見て見ぬ振りをする人、

同調する人はいるものです。

ただこれだけは言えます。

じっとしていても何も変わりません。

 

北海道はアイヌ問題の他、

囚人やタコ部屋労働など

開拓の裏に人が虐げられてきた歴史があります。

 

何かを変えるには

まずは知ることから始まります。

 

 

一人一人が大切にされ、

私が私のままでいられる…

ただそれだけなのに、

なかなか難しいのは何故なのでしょう。

 

道無き道に

一つ一つ腰をかがめて灯を灯すような

目に見えにくい活動ですが、 

 

今までもこれからも変わらず

「予防教育」「予防司法」の観点から

自分にできることをコツコツと

ただコツコツと…

地道に続けていきたいと思います。

ナガナワ フミコ