アンガーマネジメントのパイオニア(開拓者)
長縄 史子 です。
ロード・レイジ (Road Rage)
運転手が他の車からの割り込みや追い越しなどに腹を立て、嫌がらせや過剰に仕返しをする行動を取ること。
今年2017年6月、東名高速道路で追い越し車線にてワゴン車の進路をふさいで停止させ、夫婦の死亡事故を起こしたとして男が逮捕。
この事件をきっかけに
「ロードレイジ」という言葉や
車に乗ると荒っぽくなり、
腹を立ててトラブルになる人がいることが
巷で話題になっています。
私も今年の夏、
奇しくも今回捕まった加害者がいる地域でしたが(あえて地名は出しません)
出張先でタクシーに乗車中、交差点で喧嘩を始めたドライバーをみかけました。
タクシーの運転手さんに聞くと
珍しくはないとのこと。
クラクションを鳴らし続けたり、
怒鳴ったり、
物を投げつけたり、
車を降りて車を蹴ったり、
前の車にぴったりくっついたり、
急ブレーキや追いかけまわす
など、悪質な行動があります。
米国自動車協会の調査では、
ロードレイジは年間7%ずつ件数が増え続けていたという統計があります。
要因の一つに渋滞があるそう。
特に攻撃性の高いドライバーの特徴として、
*疑い深く批判的な思考傾向
*危険を何とも思わない
*キレやすく、外に向けて攻撃し、衝動的
ということもあるそうです。
カナダにあるマギル大学の研究者らが調査した結果によると、
とんでもない危険な運転をするドライバーほど無自覚である
ということも判明しているのだそう。
それならば、アンガーマネジメント!
怒りについて自己分析したり、
衝動のコントロールのような
入門的な内容だけでも
防ぐきっかけは作れます。
あとはアンガーマネジメントは
心理トレーニング。
交通事犯の場合は、
アンガーマネジメントを必須にするなどして、
再犯は防げます。
是非、取り入れて欲しいものです!
ナガナワフミコ