相談件数のトップは「いじめ・嫌がらせ」
助言・指導申出件数は初めて1万件超えて
過去最多
厚生労働省が2013年5月に発表した内容です。
平成24年度個別労働紛争解決制度施行状況を
公表した資料を見ました。
そこで、明らかになったのが…
相談内容のトップが、『いじめ・嫌がらせ』
という事実。
ナント情けない…
過去3年間の民事上の個別労働紛争に係る
『いじめ・嫌がらせ』の相談件数を
みてみましょう。
()は対前年度比
22年度:39,405件(+10.2%)
23年度:45,939件(+16.6%)
24年度:51,670件(+12.5%)
年々あがっております…
しかも、北海道だけをみてみますと、
民事上の個別労働紛争に係る相談が、
7,441件(全国の3割弱を占めます!)
↑でも、これって、実際に勇気を持ってご相談された数にすぎません…
相談されていないケースを考えたら、
こんな数では済まないと思います。
子どものいじめを取り上げる前に
(いや、同時に)、
大人のいじめ対策を
どうにかしないといけませんね!
生きていくためには働かないといけません。
働きたくても、人間関係によって働けない…ということがあってはならないことです。
しかも、それが 「いじめ」だなんて!!!!!
強い者から弱い者へと続いていきます。
いじめ、DV、虐待、パワハラ、セクハラなどとも同じ構図です(上下の関係)
どこかで、断ち切る必要があります。
1人の加害者が複数の被害者を生み出します。
職場にも是非、「アンガーマネジメント」を
~厚生労働省の統計資料から~
【平成24年度の相談、助言・指導、あっせんの概況】
・総合労働相談件数 106万 7,210 件(前年度比3.8% 減)
→うち民事上の個別労働紛争相談件数 25万 4,719 件( 同 0.6% 減)
・助言・指導申出件数 10,363 件( 同 8.1% 増)
・あっせん申請件数 6,047 件( 同 7.1% 減)
<相談内容は『いじめ・嫌がらせ』がトップ>
・総合労働相談件数は、5年連続で100万件を超えており、民事上の個別労働紛争に係る相談件数は、高止まり。
・『いじめ・嫌がらせ』に関する相談は、増加傾向にあり、51,670件。
仕事上の個別労働紛争相談の中で最も多くなっている。
ナガナワフミコ