札幌五稜会病院にてアンガーマネジメント研修(2012年2月)


2012年2月8日に札幌の病院にてアンガーマネジメントをお伝えする機会を頂きました祈る


急性期病棟、ストレスケア・思春期病棟、療養病棟が193床ある精神科、心療内科等があります中規模病院です。


医師、看護師、薬剤師、臨床心理士、ソーシャルワーカー(PSW)、作業療法士などの医療スタッフ50人超の皆さんに御参加頂くことができました。

時間帯が夜からでしたので、皆様、本当にお疲れ様でしたキラキラ*


あくまでも、ねらいとしましては、
院内スタッフの方々へのアンガーマネージメントの考え方や、手法の周知。
(病気でない健常者の方を対象にしているということが前提)でおこないました。


17時~2時間の枠でしたし、皆さん勤務後でしたので、
座学だけではお辛い…と思いまして、後半はグループワークを取り入れる形で行いました。




時間の関係で、半分くらいの方々のアンケート分しか回収することができませんでしたが、御紹介させて頂きます。

* ワークがとても楽しく興味深かったです。CBTやアサーションとの関連性が勉強になりました。自分自身の怒り、傾向に気づく(再認識する)きっかけになりました。日々の実践にも参考にさせて頂きたいと思います。自分を知るためのエッセンスが沢山盛り込まれていたと感じました。ありがとうございました。


* 大変解りやすい説明をして頂き有り難うございました。今まで自分の怒りに対しての感情の出し方を振りかえる機会になりました。今回の研修で学んだことは、職場や家庭生活の中でも活かしていけると感じました。自分の感情の弱い部分や表現の仕方で相手を傷つけていることにも気づきました。感情のコントロールに取り組んでいきたいと思います。


* 自分の感情と相手の感情は別もの」についてもっと詳しく学びたかったです。今日は、ありがとうございました。


* 大変ためになりました。医療分野でどのように取り入れたらよいか、今後の参考になりました。


* 怒りの感情を見つめることで、自分自身を知るチャンスになるんだということを実感できる研修でした。怒りの感情を肯定的に扱うことができそうな期がします。


* 精神科治療の最前線について知っていることは多かったのですが、具体性があって基本の振り返りになり、参考になりました。病理を持った方々には、どのような形で適応できるか考えて聴いていました。ワークやってみたいと思います。有り難うございました。


* 怒りが起こるときに同じような怒り方をするということを知ったので、何度かアンガーログを書いてみて、まず自分のことを良く知ることから始めて、怒りをどんなときも制御できるようになればと思います。


* 以前、コミュニケーション技法の研修を受けたときに同じような内容のことを学び、訓練したことがあります。昔と比べて言葉はかっこよくなっているけれど、Nsとしてメンタル的なコントロールや自分を守る術として学んだことを思い出しました。まだ少し疑問なところもありますが、参考になりました。ありがとうございました。


* 今日の講義を受けて、まず自分が怒りの感情を沢山持っていたことに気がつきました。どちらかというと、自分は温厚な方だと思っていましたが、実は今日も怒りの言葉を沢山使っていました。これまで、患者さんから怒りをぶつけられたとき、怒りの感情を見ないようにしてきたこと、持ってはいけないという意識があることも気がつきました。怒りを持っても良いんだということ、そしてマネジメントしていけるのだということを学びました。また、みんなで怒りの言葉を正直に笑いながら話したことも楽しかったです。ありがとうございました。


* 怒りのコントロールをするイメージがあまりありませんでしたが、具体的なお話で2時間があっという間に過ぎてしまいました。窓口で怒りをぶつけられることも多いので、巻き込まれないように自分もコントロールできるようになりたいと思いました。自分のトリガーポイントがどこなのか、再度確認できました。ありがとうございました。


* 自分の怒りが長期化しやすいので、早い段階で怒りを解くことが大事。思い出すほど、怒りが深くなるとのお話にその通りだと思いました。どうも自分は恨みに繋がりやすいタイプなので、その対象に対して悪感情を持ちやすく、今後、その対処法を探して実践しようと思いました。ありがとうございます。


* アンガーログを書いてみたいと思います。


* 不安や怒りを取り扱う職業なので、自己に目を向けることはとても重要だと思いました。一次的な感情に目を向けるという点に一番ハッとさせられました。過去に感じた怒りも少しおさまりました。


* 研修会ありがとうございました。いつも怒りの行動化(リストカットなど)には必ず意味があると思って、日々の看護をおこなっています。表面に見えることに注目せず「つらい気持ち」を理解したいことを伝えるようにしています。アンガーマネジメントも同じ視点に立っていることにとても身近に感じました。アンガーログを記入しながら、訓練を進めていかしていきたいと思います。今回の研修が、患者さんの苦しい状況を軽減する方法として活用できるような気持ちになりました。


* 日頃、イライラや不満を感じることも多く、その処理に困ることもありました。本日はその処理や対処を知ることができ、それだけでスッキリした面もありました。遠いところからありがとうございました。


* ナルホドと思うことが多数ありました。感情は権利、怒りに隠された感情など。この考えがもっと広まって、小中学校などから取り入れられるようになってくると、ゆとりのある社会に変わっていくのでしょうか。


* とても参考になる講義をありがとうございました。仕事をしている中で、レベルの差はあれ、様々な怒りのコントロールの必要性に直面していたので、少し参考にさせて頂きながら働けたらと思っています。ただ、感情と行動と何となく理論で考えられるのもさみしく思う側面もあります。苦しくない人間関係は大切かもしれませんが、何となく物足りないような。昔ってどうしていたんでしょ。やっぱりおっしゃるように、本人が、主体的に変えたいと思うと辛さもとれて、より良い生活が送れることになるのですかね…。


* わかりやすい研修をありがとうございます。優しい声で癒されます。呼吸法については、過呼吸になっている方にも言っていたりしたので、共通するものがあるとわかりました。やはり効果があるのだとわかりました。アンガーログは、書くことで自分の感情が整理されるので、良い方法だと思い、これから自分でも実行してみようと思いました。


* パワフルな2時間の講演ありがとうございました。アンガーマネジメントの概要が理解できました。本を読んだだけでは、できなかった実際のワークをすることができて、今後も日々、アンガーログを書いてみようと思えました。怒りの裏にある本当の気持ち、伝えたいことがあるから起こる、という言葉がとても入ってきました。


* 感情的に投げつけてしまいがちだったYOUメッセージをこれからは意識しながらIメッセージへと変えていけたらと思います。衝動のコントロール方法として、御紹介頂いた中でも私自身にあいそうなものもあれば、そうではないものもあったので、患者さんなど、他の誰かと分け合ってやってみる機会があったときには、お互いにあいそうなものをゆっくり見つけていきたいと思います。コミュニケーションをとる上での新たなきっかけにもしていければと思いました。あと、知らず知らずのうちに、コーピングマントラになる単語を自分で持っていたことを知りました。貴重な御講演、ありがとうございました。


* この場でアンガーログを書くことは、非常に悲しく、恥ずかしく、とてもできませんでした。


* 自分の怒りも見つめ直す良い機会になりました。


* CBTとの共通性が高いと思いますが、健康な人を対象とするのはファシリテーターがとれる責任の範囲ということでしょうか。「健康」をどのように定義しているのか、自発的積極的参加を促す工夫をしているのか、聞いてみたかったです。


* 年齢と共に怒りのコントロールが出来ない自分を感じていました。今日のお話を参考にさせて頂きます。明るい更年期にしたいと思います。


* 自分のことを振りかえるきっかけになる良い2時間でした。患者さんとの関わりの中で、活かせられたらと思います。今日は本当にありがとうございました。


* ありがとうございました。医療の現場で取り入れられる方法を考えてみたくなりました。自分のクセにも少し気づけた気がします。


* 実は昨年必要にかられて「怒りのコントロール」に取り組みました。(…具体的事柄のため省略…)独学で取り組み、爆発しないでやれている姿を見守っています。もっと早く話を聴けるともっと良かったです。


* 大変面白い講演でした。怒りやイライラした感情は、出現頻度が高い感情ですが、なかなか自分の正直な気持ちと向き合う機会がなかったので、日々の業務や生活を充実させるためにも今後参考にさせて頂きたいと思います。アンガーログに当時の自分のありのままの感情をぶつけることで、新たな気づきや冷静な視点を得られるように感じました。本日は、本当にありがとうございました。



今回、御参加頂きました皆さんは、職業上、怒りをぶつけられることも多いとのことでしたが、御自身の怒りについても気がつかれたようでした。


医療現場の方々ということで、畑違いでしたので、お引き受けする際に、私で良いのかしら…と思いましたが、私自身、カウンセリングの中で関わらせて頂いている中での話や感情のワークについてもお話させて頂きました。


感情に善し悪しはないので、怒りが悪い感情とはいえないのですけれども、

怒りはとてもパワフルですし、怒りを適切に出せないと、感情的になり、

本当に伝えたいことが伝わらないだけではなく、

怒りにまかせた行動によって、その人自身を下げることにもなります汗

相手を傷つけ、人間関係が悪くなることもあります汗

怒りの出し方で、本性が見えてしまうことがあり、ガッカリし、信頼関係に影響しますぅ~ん・・・



今後も、怒りによる負の連鎖を断ち切るために、できることを続けていきたいと思っています。


ナガナワ フミコ