養護教員会でアサーション研修(2012年1月)

養護教員会の方に呼んで頂きまして、
アサーション」の研修をさせて頂きました。

お部屋はペレットストーブが2台ありますが、
なかなかお部屋が暖まらず…
(私は全然大丈夫だったのですけれども)

会場は「はぐくーむ」。
私は初めて行きましたが、

十勝晴れの元、白樺林の中、歩くスキーを楽しまれている方々が見えて、
爽やかな景色でした。

30名の先生にお集まり頂きました。
先生方、本当にお疲れ様でございました。


アサーションライフスキル※の一つでもあります。
※世界保健機構(WHO)によって提唱されたもので、「個人の日常生活における欲求や問題に対して、より建設的、前向きに効果的に対処するため、必要不可欠な能力」

研修会では、初めに必ずコミュニケーション・ストレッチ(と私は名付けています手をします。
特に今日は、皆さん方は、お知り合いの方ばかり。
(先生の中でも、養護の先生は横の繋がりが強いかもしれませんね♪)

一般の方向けのコミュニケーションストレッチではない方法をとらせて頂きました。
知り合いだけれども、新たな出会いを感じるコミュニケーションキラキラ
同郷であることを知ったり、学校の先輩後輩の間柄であることが知れたりして、
こちらも見ていてワクワクして面白かったです笑・

意外なところで繋がっていることが知れると、ウキウキしますよね?
出逢いが楽しくなりますし、まさにコミュニケーションの力だなと思います音符

私の出身校の先輩もいらっしゃいました~
(同じ校舎で学んだ方と出逢うということは意味深いことですよね)

もちろん、そのままグループ分けをしまして、
ストレッチを続けました♪

アサーションを深める前提として、
「自己開示」も大切ですし、「素直な自己表現」も必要となります。

感じたこと、思ったことを(相手はどう思うか?違っていたらどうしよう…などと頭で変換せずに)まずは、素直に伝えてみる(相手がどう感じるかは、別問題)ということで、トレーニングをして頂きました。

その中で、ジョハリの窓ではないですが、「盲目の窓」や「隠された窓」がパァ~っと開いて、自分が知らない自分や他人が知らない自分を知ることができたりして自己の領域が拡がっていく人もいらっしゃいましたし、人間関係における自分の立ち位置のクセにも気づかれた方もいらっしゃったようです寂笑

さて、アサーションでは、「自分の気持ちに気づく」ということも大切な作業となります。

グループワークの中で、「感情の洞察」をして頂いたのですが、
悲しくなるほど、気持ちを表現するボキャブラリーが少ないことに気づいて“しまった”(といった方がよいかもまったり)ようです…
(それだけでも、大きな収穫があるのですけれども)

大人の感情の幅が狭いということは、
もちろん、子どもの感情の幅も狭くなります


感情の幅が狭いということは、共感力も弱くなります

感情は頭で感じるものではなく、心で感じていくものですので、
セルフワークとして、お持ち帰り頂くことに致しました。

感情を振り返ることは、自分の半生を振り返られることでもあります
感情に善し悪しはありませんので、感じるままに受け入れて頂きたいと思います。

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ご感想をお寄せ頂きました。ありがとうございました。

*職業的に人間関係やコミュニケーションの力が必要でありながら、なかなか感情を表現する力が少ないと自分で感じていたので、今日は充実した研修となりました。プライベートでも、家族や友人との距離感の取り方の参考になりました。

*感情のボキャブラリーが非常に少ないことを自覚しました。つい、いいふりをしてしまうクセもわかって、素直な感情の練習をしていきたいなと思います。

*事実と感情をごちゃ混ぜにしていたりで、言いたいことをのみ込むことが多かったので、言葉にする努力を今後していきたいと思います。

*感情と向き合う仕事なので、参考になりました。中学生は素直に感情を表現することが多く、今回の内容を実際の現場でいかしていきたいと思います。ありがとうございました。

*(アサーションが)どういうものなのか気になっていたので、良い機会になりました。休み時間がないのが少しきつかったです。
 ※ 休憩時間が取れずに大変失礼いたしました。

アサーションの講義を受け、自分自身の感情に目を向けることができました。怒りやイライラの心のかげに第一次の気持ちがあることを気づきました。これは今後対人関係をつくる上で大切だと切に思いました。これから自分の感情をさらに見つめていきたいと思います。

アサーション、まだつかめませんでした(他でもIメッセージなど聞くので)。感情の言葉の狭いことに驚きました。
 ※Iメッセージはアサーションに限らず、他のコミュニケーションスキルでも用いられていますので、確かに混乱すると思います…

*素直な自分の感情に向き合うことで、心の自由が得られると思いました。感情をもっとプラスに考えたいです。

*自分の漠然とした思いが、具体的にわかりよかったです。子どもの対応にも大変参考になりました。ありがとうございました。

*感情表現の言葉の少なさに驚きました。自分を見直すチャンスになりました。

*自己表現の仕方について振り返ることができました。相手のことを考えた表現をこれからも考えていきたいと思います。また、子ども達にも感情の表現の仕方を伝えていきたいと思います。

*日常、仕事や家庭で児童や家族との関係の中での表現方法を学ぶことができました(状況をふまえた上で、ムリをしてまで合わせることはない)。自分自身、職場と家庭で使い分けをしている感情の出し方をしているムリをしている自分にも気づかされました。ありがとうございました。

*とても興味が引きつけられ、勉強になった。もっと深く勉強したいと思った。

*自分はマイナスから入ってしまうことが良くわかった。自己表現をするというのが実はできてないということも良くわかりました。家庭では、Wメッセージが多いなぁと思います。

*いろんな場面を思い浮かべながら講座を聞かせてもらいました。学校での生徒を思い、家庭での子どものことであったり、怒りの一次的な感情はどこにあるかなど考えながら学ばせて頂きました。学校でも家庭等自分の気持ちを表現していない自分に気づかされました。辛いけれどもその感情にフタをしていることに何となく気づいていましたが、ハッキリ気づかせてもらい、今後にいかしたいと思います。

*感情を言葉にするということが難しかった…とやってみて思いました。色々感じ、考えました。ありがとうございました。

*自分自身あるいは日常の執務の中で大変役に立つ内容でした。

*Iメッセージって難しい。特に家族には甘えがあるのかな?

アサーションという言葉は知っていましたが、良くわからないことの方が多かったで、今日の研修で自分を表現する、プリントの中の言葉で「さわやかな自己表現」「素直な自己表現」とありました。少しずつわかってきたような気がします。また、口から出入りするものは、工夫が必要、自分と未来は変えられるという言葉が印象的でした。

*自分メッセージを全面に押し出すことが怖いのです。正直な気持ちです。

*自分の感情について振り返ること、見つめ直すことができました。日頃から自分の夫や子どもに対して言葉の食い違いからけんかになることもあるので、素直な気持ちで表現の仕方をアサーティブに伝えようと思いました。ありがとうございました。

*内容をもう少ししぼって記入時にお話をされない方が良かったです。聞くのと書くのと同時進行が残念でした。アサーションについて興味の持てる内容で良かったです。
※ 時間の確保が難しく、失礼致しました。事後振り返りセルフワークのシートもございますので、お時間をみつけて取り組んで頂けましたら幸いです。

*お話を聞いて相手に工夫して伝えていくことが難しいと感じました。自分ありきで人を通して自分を知ることに繋がっていくことがわかりました。なかなか自分とはどんな人間なのか良くわかっていない自分がいます。今後スキルアップしていきたいです。ありがとうございました。

*自分で思っていることを表現することは本当に難しいですね。お話をお聞きし、私も転校が多く、なかなか自分を出せずに成長してしまい、今でも頭にきても顔が笑っていたり、という状況があるのかなと感じることができました。14の心で聴く、相手にベクトルを向ける、口から出入りするものにはひと工夫、という言葉を大切にしながら、母として妻として人として成長していきたいと思いました。もちろん仕事においても色々な子ども達と今日学んだことをいかして接していきたいと思います。本当にありがとうございました。

*自分の感情(の言葉)の少なさがわかりました。思っていることを上手く表現できないのかなぁ…

*自分を振り返るきっかけになった。自己評価を低くしていると、対等な立場に立てないことを知った。

*もう少し時間が欲しいと感じるほど、あっという間に時間が過ぎました。自分を振り返るよいきっかけになりました。ゆっくり家でワーク記入してみます。ありがとうございました。

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日常にお役立て頂けましたらと思います。

 

ナガナワ フミコ